FitsPhotoで測光する為のMeade DSI Proの使い方

(2007/5/3作成, 2007/7/29更新)

食連星の測光観測を行う目的で、Meade DSI Pro(AutoStar Envisage)を使って連続撮影を行いFitsPhotoで測光する為のDSI Proの使い方をまとめました

(DSIの画像をFitsPhotoで測光する時の注意点です)

DSIを使う場合、通常はAutoStar Envisageを使って撮像するようになります。AutoStar Envisageが出力するFitsは、32Bit実数か16Bit整数しかありません。FitsPhotoは整数型のFitsに対応しています。従いまして、画像は16BIT Integerで画像を保存しなければなりません

これは、単にFile TypeをFitsIntにするだけの話ですが。少し、落とし穴があります。AutoStar Envisageは16Bitの符号付き整数で保存しますが、内部のデータは32Bit実数で処理しています。従いまして、ピークカウントが32767を超えると「File save error status = 412」を表示します。OKボタンを押せば保存をしてくれますが、インターバル撮影の際には、そこでOKボタンを待ち続けますのでインターバル撮影になりません。また、ピークが飽和した事になり、その星は測光には使えません。完全では有りませんが、回避方法をまとめました。他に、ダークフレームの撮影などの操作手順もまとめました

16BIT Integerの設定

AutoStar Envisageを起動したら、画面右上のSave Proc...ボタンを押して下さい

1.File TypeをFitsIntにします
  画像は16Bit Integerで保存されます
2.Save OptionをSave all Uncombined imagesにします
  連続撮影時も16Bit Integerで保存されます
3.OKボタンを押します

これは30秒間隔で保存する場合の例です。連続測光の場合は、この設定がお勧めです

この設定は記憶・保存されますので一度だけ行えばよいです

ダークフレーフの取得

観測の準備が出来たら、天体の撮影を行う前にダークフレームを撮影します

1.Image ProcessのTake Darksを選択します
2.First ExpとLast Expに適切な値を入れます
  今日の観測で使う露出時間が1秒から30秒の間でしたら変更は不要です
  60秒露出の予定がある場合はLast Expを60に変更しましょう
3.Startボタンを押します

1.この表示が出たら、DSIに光が入らないように望遠鏡のカバーをして下さい
2.そして、OKボタンを押します

1.この表示が出るまで待ちましょう
2.表示がでたらOKボタンを押します
3.望遠鏡のカバーを外し、観測対象の天体に望遠鏡を向けましょう

※ダークフレームは32Bit実数形式のFitsで保存されます

連続撮影

1.Image ProcessをDeep Skyにします
2.Combineのチェックは外します
3.Min Quality%を0にします
4.Evaluation Countを1にします
5.Dark Subtractをチェックします
6.Auto expを実行して、適切なGainとOffsetを求めます
7.LIVEの状態で露出時間を増減させます
  ピークカウントが32767以下になるようにします
  (飽和しないように20000以下を目指す)
8.Startボタンを押します

StartボタンがStopボタンに変わります。Stopボタンが押されるまで、どんどん画像が保存され続けます。Defaultでは画像はC:Meade Imageに保存されます

C:Meade Imageを見てみると沢山の画像ファイルが保存されます。Deep Sky1.ftsとDeep Sky1-1.ftsが最初に保存されたファイルですが、Deep Sky1.ftsはちょっと怪しい気がします。同時に保存されるのですが、画像が違います。Deep Sky1.ftsは測光には使わないようにしましょう


重要!
Meadeの製品はファイルを保存した時刻をFitsヘッダーにTIME-OBSで書き込みます(撮影開始時刻ではありません)

天体観測では露出中央時刻を観測時刻としています。これはTIME-OBSなどが撮影開始時刻となっている必要があります。この問題を解決するプログラムを作成しました

ここからダウンロード出来ます。「36.Fits Hederの時刻を減算する」が該当のプログラムです

下記の様なFitsヘッダーを例にします

TIME-OBS= '02:09:22'           / UTC Time
DATE-OBS= '03/05/2007'         / UTC Date

ここから、このプログラムを使って32秒を減算します

UT      = '02:08:50'           / TIME OF START (this is a adjusted time)
DATE-OBS= '2007/03/05'         / DATE OF START (this is a adjusted time)

この様に32秒の減算をします。FitsPhotoの都合からTIME-OBSをUTに変更しています。FitsPhotoのTimeZoneは+9hourに設定してお使い下さい


FitsPhotoで測光する為のMeade DSI Proの使い方 =その2=

(2007/8/3)

FitsPhotoを修正して32Bit実数が扱えるようにしました。FitsPhoto Version 4.44以降で測光する場合、DSIは32Bit実数でFits画像を保存される事をおすすめします

従って、AutoStar EnvisageのSave Proc...からFile TypeをFits3Pにして下さい

もちろん!連続撮影でピークカウントを気にする必要はありません。自由に露出時間を設定しても構いません



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