ST−5 と スカイセンサー2000PC でオートガイド

オートガイド用ケーブルの作成

(2005/09/18)

家で遊んでいるSBIG製のST−5をスタートラッカーとして使ってみようと思い、普段使っているビクセン製のスカイセンサー2000PCと接続してみました。これは、ごく普通の使い方だと思います。接続はST−5のCPU本体にあるリレー端子(D−SUB25ピン・コネクター)とスカイセンサーのオートガイダー端子(6ピン・モジュラー)を専用のケーブルで接続する事になります。この接続用ケーブルを国際光器から買うと4200円〜となっていて、お金が無い事からケーブルを自作する事にしました。

http://www.kkohki.com/SBIG/SBIGtechnical/DownloadItems%20BOX/PDFs/SBIG-Total%20relaychart.pdf

D−SUB25ピンのリレー端子はST−4やST−6と同じ仕様ですのでST−4やST−6のユーザーも同じケーブルが使えます。

制御ソフトも必要になります。CCDOPSで構わないのですが、国際光器から買ったCCDSoftを使いました。私にとっては、すごく高いソフトなのですが、国際光器では1980円で売っています(2005年9月現在)。画像の処理や加工と測光機能を使いたかったので数ヶ月前に買っていました。

接続ケーブルの作成で最も問題となった点は、スカイセンサー側のモジュラーコネクターです。今回のケーブル作成では「材料を買わない!」という目標がありました。また、モジュラーコネクターって専用の加工治具が必要で、私はそれを持っていませんでした。

で、スカイセンサーにD−SUB9ピンのコネクターを取り付けてモジュラージャックの配線を、そこまで引き出す事にしました。以下のようになりました。コネクターはメスを使いました。

改造後のスカイセンサーは以下の写真のようになりました。

スカイセンサーにはD−SUBコネクターを埋め込むような場所がありませんので、長めのネジでケースの外側に突き出すように取り付けました。こういう時は基板スペーサーを使えば良いのですが、長い物しか手持ちが無く3mmのネジにナットをたくさん入れました。配線図は以下です。

配線で注意する点はモジュラーコネクターが千鳥になっている点ぐらいです。ピン番号は左から1,2,3,4,5,6番です。千鳥になっていても気にしない事です。

次は本題の接続ケーブルです。スカイセンサー本体にD−SUB9ピン(メス)のコネクターを使いましたので、D−SUB9ピン(オス)のコネクターが必要になります。この9ピン・コネクタをD−SUB25ピン(メス)に変換するケーブルを作成すれば終わります。以下の写真が完成品です。ケーブル長は2mにしました。長すぎた気がしています。

まず、ST−5本体のD−SUB25ピン・コネクタのピンアサインを調べます。これはST−5の取扱い説明書に載っています。

スカイセンサーのピン(機能)名称と違った名前なので、どこに接続してよいのか?と思ってしまいますが、「RA」を「X」、「Dec」を「Y」に置き換えれば、すぐに理解出来ると思います。 もうひとつ、スカイセンサーは動作させたいモーターに対応する端子とコモンをショートさせる仕様になっていました。ですから「Normally Open」側を使えば、動作時にCloseしてくれるのでスカイセンサーの仕様に合致します。 あとは、「コモン」ですが、スカイセンサーのRAコモンをST−5の+Xコモンと−Xコモンに接続します。Decコモンは+Yコモンと−Yコモンに接続します。配線図は以下のようになります。

実際に使うとなると、色々な設定に苦労します。まず、最低限しなければいけない事は、スカイセンサーの設定で「オードガイド オン」にしなければなりません。ST−5のリレーがONしても無視されます。まったくガイドしません。

他にはスカイセンサー側のバックラッシュやモーター速度、CCDSoft側にも同様な設定があり、ご自身の機器にあった値をカットアンドトライで探さなければなりません。この辺はベテランの経験談を聞くのがよいでしょう。インターネットで検索するのがよいと思います。

あと、上下の動作が意図した方向と逆になる場合はCCDカメラヘッドを南北逆さまに指し直すとよいでしょう。その場合、東西方向が逆になってしまいますが、CCDSoftではX方向だけ正転/逆転を選べるようになっています。

D−SUBコネクターを持っていましたので手持ちの部品だけで作成できました。


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